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2025-07-10

弊社創業時のお話。3畳のオフィスと2人の社員から始まった挑戦。

その他

こんにちは。株式会社ウィンツーコネクト代表の大谷です。

最近、ありがたいことに「会社、順調ですね!」と声をかけていただくことが増えてきました。
でもそのたびに、こう思うんです。

「いやいや、僕たちは“順調に見えるだけの挑戦者”です」と。

そして順調とはまだまだ言えません。笑

毎日必死です笑

今日は少し長くなりますが、ウィンツーコネクトがどうやって始まり、なぜ今こうして挑戦を続けているのかを、ちゃんとお伝えしたいと思います。



■ 2020年11月。制約の中で見えた“自由”の意味。

僕はもともと外資系金融機関に勤めていました。
基本給ゼロの完全歩合制。出社義務も担当エリアもなし。
いわば完全実力主義の世界で、営業マンとして、営業所長として働いていました。

当時の収入や裁量には満足していました。
厳しい環境だからこそ、結果を出せば全てが自由になる。
そんな世界で、思い切り働いていました。

でも、2020年。コロナ禍の“ステイホーム”期間が、人生を見直すきっかけになりました。

副業禁止。SNS発信も禁止。
当時でも当たり前になりつつあったキャリアの選択肢が、僕には“許されていない”ことに気づいたんです。

「一度きりの人生。このままでいいのか?」

そう自分に問いかけた時、心に浮かんだのは“人生に本気で向き合いたい”という想いでした。
2020年11月。ウィンツーコネクトは、そんな衝動のような気持ちから生まれました。


■ 2年間、ほとんど会社は動かなかった。

とはいえ、いきなり全てを投げ出したわけではありません。
前職での顧客フォローは継続し、会社としては形だけ。動き出しは、正直かなりスローでした。

そんな中で出会ったのが「Made In Local」というメディア事業。

パートナーである株式会社IOBIの石井社長からお話をいただきました。


地域の中小企業を取材・発信し、“本来知られるべき魅力”を全国に届けるという新たな挑戦です。

ですが、これがとんでもなく大変で…

なにしろ全く新しいメディアをゼロから立ち上げているわけですから。


「怪しい」「聞いたことない」「取材商法じゃないの?」
そんな言葉をいただきながら、一人で営業に走り回る日々が続きました。

「これは、一人では無理だ。けど、諦めたくない。」

そんな想いから、2022年秋、弟に声をかけました。


■ 売上100万、外注費120万。給与なんて出せるはずもなかった。

当時、売上はほとんどなく、売上が上がった月でも外注費が売り上げを上回るという、「何やってんのよ」という状態。

もちろん僕は無給。
当然、社員に給与を出せるような状況ではありませんでした。

それでも弟は「やろう」と言ってくれました。

可能性に懸ける決断をしてくれたのです。


さらに2023年の年明け、もう一人の仲間が加わるきっかけが訪れます。
現在、SNS事業をメインで担ってくれている山口です。

彼女とはもともと知り合いで、たまたまキャリア相談で連絡をくれたのが再会のきっかけでした。
話す中で、彼女が「一緒にやりたい」と言ってくれた時、僕は正直、半信半疑でした。
だって、給料を払える見込みもない状況だったんです。

でも彼女は、「お金のことはなんとかします!」と言って、覚悟を決めてジョインしてくれました。




■ 社員3人、オフィスなし。でも、想いはそろっていた。

2023年4月。ここが弊社のスタートと言ってもいい時です。

もちろん売り上げなどまだほぼありません。

これからやるぞ!という気持ちだけはありました。

しかし、3人になったのはいいものの、事務所がありません。
「社員がいるのに、働く場所がないのはまずい」と思い、必死で探しました。

ようやく見つけたのが、家賃4万円のシェアオフィスの一室。
広さ、約3畳。
もちろん絶望的にお金がなかったので机と椅子はレンタル。
電話を1人が取ると、もう1人は部屋を出ないといけないくらいの距離感です(笑)

ホームページもなかったので、知人に頼み込み、友情価格でLPを制作してもらいました。
お金も、設備も、知名度も、なにもない状態。
でも、“想い”だけは、ちゃんとそろっていました。




■ 中小企業に、風を届けたい。

僕は30歳になるまで、自分の地元の魅力に気づいていませんでした。
住んでいたのに、知らない企業、知らない人、知らない価値がたくさんありました。

これって、どこの地域でも起きていることだと思うんです。

  • 技術力もある
  • 社風もいい
  • 社長の想いも素晴らしい
    それなのに、知られていないだけで、衰退していく会社がある。

そんな現実に、僕は強い危機感を持っています。

「本来知られるべき企業が、ちゃんと知られる世の中をつくりたい」

それが、Made In LocalやSNS運用支援といった事業につながっています。
どちらも根底にあるのは、「中小企業に風を起こす」という想いです。






■ 毎日が転機。毎日が挑戦。

実は、「これが転機だった」という出来事は、今のところありません。
毎日が小さな積み重ねの連続。
毎日が勝負です。

SNSの知識なんて最初は何もありませんでした。
でもお客様の期待に応えたい一心で、有識者に教わり、手を動かし、改善を繰り返してきました。

目の前の人に、ちゃんと向き合う。
誠実に、地道に、やり続ける。

そのスタンスだけは今も昔も、何ひとつ変わっていません。




■ 最後に──知ってもらえたら、きっと好きになってもらえる会社です。

僕たちは、まだまだ小さな会社です。
でも、誇れることがひとつだけあります。

「やり方より在り方」を、本気で大事にしてきたこと。

「人に任せたくなる人であろう」
「与えられるのを待たず、勝ち取る組織をつくろう」
そんな価値観を大事にしてきた会社です。

このストーリーを通して、
「ちょっとこの会社、気になるかも」
そう思ってもらえたら嬉しいです。

そしていつか、一緒に働くことになったり、何かのご縁でお仕事をご一緒できたりしたときに、
「あの3畳から始まった会社なんだな」と思い出してもらえたら、それだけで僕は嬉しいです。





最後まで読んでいただき、ありがとうございました。

大谷 晃平

大谷 晃平

KOHEI OTANI

一見怖そうに見えますが、とても繊細でお茶目な方です。 大人数が集まるイベントに参加する前は、とても緊張しています。 なんならはじめての人と話すのが苦手な人見知りなんです。 以前、まだ3畳のオフィスだった頃の話です。 社長が人が増えたらやりたいこと・会社として実現させたいことを話してくれた時がありました。 その時は、『そんな会社があったらいいな』ぐらいにしか思っていなかったです。 しかし約2年後、その時話していた夢が着実に叶っています。 新オフィス・新卒採用・福利厚生・社員食堂・部活動... これが叶えられたのは、会社を成長させるために動き続けてくれた社長の存在が大きいです。 まずは、大谷社長と話してみてください。あなたの何かが動くと思います。

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